賃貸の窓に結露シートや断熱シートを貼りたいけれど、「退去のときに困らないか」「窓ガラスが割れないか」が気になって、手が止まっていませんか。
先に結論を書きます。貼る前に確認するのは3つだけです。それが済めば、賃貸でも、落ち着いて貼れます。
貼る前の3つの確認
1. 契約書と管理会社(大家さん)のルール
賃貸借契約書に、「壁や窓への貼り付け」について書いてあるか、見てください。書いていない場合でも、管理会社に「窓に取り外せるシートを貼ってもいいか」を、一言聞いておくと安心です。口頭で済ませたときは、メールやメッセージに残すと、後で話がずれません。
退去時の原状回復(部屋を元の状態に戻すこと)は、通常の使い方による汚れや傷と、住んでいる人の過失による傷みで、負担の考え方が違います。国土交通省が「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」を出しています。具体的な負担の判断は、契約の内容や状況で変わります。迷うときは、管理会社に先に確認するのが、いちばん確実です。
2. 窓ガラスの種類
断熱シートには、貼れるガラスの種類が決まっている商品があります。特に、網入りガラス(ガラスの中に金属の網が入っているもの)や、複層ガラス(2枚のガラスの間に空気の層があるもの)は、商品によっては「貼れない」「注意が必要」と書かれています。熱でガラスが割れる「熱割れ」を避けるためです。
- 商品の説明書やパッケージで、貼れるガラスの種類を確認する
- 自分の窓のガラスの種類が分からないときは、管理会社に聞く
- 分からないまま貼らない
3. 窓の状態
ガラスや窓枠に、すでにヒビや欠けがないか、見ておきます。傷みがあるところに貼ると、はがすときに悪化することがあります。貼る前に、窓の写真を撮っておくと、元の状態の記録にもなります。
貼り方の手順
- ガラスの汚れと水分を、きれいに拭き取る。結露がある朝より、乾いた日中のほうが貼りやすい
- 目立たない隅に、小さく試し貼りをして、数日おいて、跡や曇りが出ないか見る
- シートを、ガラスのサイズより、少し小さめに切る
- 端から、空気を押し出しながら貼る。空気が入ると、そこに結露がたまりやすい
- 貼ったあとは、窓の角に水がたまっていないか、数日ようすを見る
はがすときのコツ
- 気温の低い日は、はがしにくい。ドライヤーの温風で、軽く温めてから、ゆっくり、はがす
- 粘着が残ったときは、中性洗剤をぬるま湯で薄めて、柔らかい布で拭き取る。強くこすらない
- こすっても落ちないときは、無理をせず、管理会社に相談する
貼らなくてもできる結露の対策
「貼るのが不安」というときは、貼らない対策もあります。
- 朝と夜に、窓を少し開けて、空気を入れ替える
- 室内の湿気を減らす(部屋干しの量、加湿器の使い方を見直す)
- 窓の下に、水を受ける吸水テープや、水受けを置く
- 結露をそのままにせず、毎朝、拭き取る
結露を放置したときの影響と、日々の対策は、こちらの記事にまとめています。
よくある質問
Q. 貼ったままで、退去してもいいですか?
A. 退去前に、はがして、粘着が残らないようにしておくのが基本です。迷うときは、管理会社に確認してください。
Q. 100円ショップの商品でも、同じ確認が必要ですか?
A. 必要です。値段に関係なく、貼れるガラスの種類は、商品の説明書で確認してください。
Q. 一部の窓だけに貼っても、効果はありますか?
A. 貼った窓では、結露が減る場合があります。ただし、効果は、部屋の湿度や換気で変わります。貼れば必ず結露が止まる、という約束はできません。
※この記事は、一般的な注意点をまとめたものです。契約や、ガラスの種類に関する判断は、契約書・商品の説明書・管理会社の案内を、優先してください。